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【新型肺炎】コロナウイルス感染症流行に関するイギリスの状況と対応 (2) |イギリスへ渡航・留学する皆さまへ

イギリス外出禁止(自宅待機)を発令

PM address to the nation on coronavirus: 23 March 2020 ジョンソン首相3月23日声明全文(英文)

https://www.gov.uk/government/speeches/pm-address-to-the-nation-on-coronavirus-23-march-2020

新型コロナウイルスに関するジョンソン英国首相スピーチ(3月23日)

在英国日本大使館によるジョンソン英国首相スピーチの全文仮訳です(大使館注:当館が便宜的に行い段落番号も当館で付したものですので、正確には原文をご参照ください)。

https://www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/Corona_Speech.html

【2020年3月23日 GMT21:00】外出禁止・自宅待機を発令

ジョンソン首相は、3月23日(月)夜の緊急声明で、これまでの要請からより厳しい措置として、3週間の外出禁止を発令しました。この措置は、新型コロナウイルスの感染患者の治療に対応する医療機関の容量を確保し、また感染のピークをできるだけなだらかに引き延ばすために必要と強調し、これにより全ての国民は、必需品の買い物や治療、また不可欠な仕事への通勤など必要最低限の外出に制限され、自宅に留まることが要求されます。

次の目的でのみ外出できます。
  • 基本的な必需品の購入(買い物の回数は極力抑える)
  • 単独または家族と一緒の1日1回のエクササイズ(ランニング、ウォーキング、サイクリングなど)
  • 脆弱な人への介護の提供または援助するためのメディカルなニーズ
  • 在宅ではできない不可欠な仕事に限った通勤
警察は、罰金や集会の解散などを含め、規則を施行する権限を持ちます。政府は、自宅待機の指示を徹底させるため、以下を実施します。
  • 衣料品店や電気店、図書館、遊び場、屋外ジム、礼拝所などのその他の施設を含む、重要でない商品を販売する全ての店を閉店
  • 公共の場所での、生活を共にする人を除く、2人以上の人の集まりの禁止
  • 結婚式、洗礼、その他の儀式を含む社交行事の停止、ただし葬儀は除く

公園はエクササイズのために開園されるが、集会は解散されます。

新型肺炎(コロナウイルス COVID-19)感染症流行に関するイギリスの状況

【2020年3月23日 GMT12:00】

2月下旬以降、ヨーロッパでコロナウイルスの感染拡大が止まらず、当地、イギリスでも感染者数が急速に増大しています。既にニュースなどで知るところですが、以下、2020年3月23日(月)の時点での状況です。

3月26日(ロンドン時間 13:29)時点で、英政府の統計によると、9,529人(前日比1,452人)の陽性が確認され、死者数は465人と発表されています[2020-03-26 T13:29 情報更新]

イギリスのコロナウイルスに対する施策は、3月5日から第1段階であった「感染を抑え込む」から、第2段階である「遅延」へと移行し、医療機関に比較的余裕がある夏へと「感染者数のピークを遅らせる」方向へとシフトしました。英政府は、ここ数週間で感染者数がさらに増えると予測しています。ボリス・ジョンソン首相は、19日の声明で、今後12週間以内にコロナウイルスとの戦いの流れを変えることができるが、6月末までに下り坂になるとは現時点で断言できないと述べています。

英政府の財政面の対策として、3月11日にリシ・スーナク財務相が、2020年度の政府予算案を発表し、その中には企業と家計の支援、また国民医療サービス(NHS)を含めた300億ポンド(£1=130円換算で約3.9兆円規模)の新型コロナウィルス対策費が盛り込まれました。また、政府は、3月20日、雇用を守るため、雇用主が従業員の雇用を継続する限り、政府が、月額賃金を£2500(約32万5千円 £1=130円換算)を上限に80%まで支払うと「前例のない」措置を発表しています。

学校休校と社会的措置

感染者数の急激な増加から、ジョンソン首相は、3月18日、全学校閉鎖を発表し、3月20日(金)の登校を最後に、3月23日(月)から語学学校を含めて無期限の休校となります。英政府は、テレワークの推奨と人々への不要不急の外出を極力控え自宅に留まるよう強く要請し、23日(月)からはレストランやパブ、またデパートやショップ、さらに公園も閉鎖となります。ロンドンの地下鉄やバス、全国の列車など公共交通機関も運行本数を大幅に減らしていますが、医療関係者や現在必須とされる業務に就く人々の通勤を確保するため運行を続けています。

当地でも、先々の不安から、人々は、生活用品や食品の備蓄を始め、トイレットペーパー、ハンドジェル、薬品、また缶詰やパスタなどの保存食がスーパーの棚から一斉になくなり、品薄状態が続いています。英国に25年の住んでいて、このような行動を取る当地の人々を見たのは初めてです。また、当地でもマスクの使用はもはや特異なことではなく、習慣化しているとまでは言えませんが、着用している人を見る機会は多くなりました。

イギリスの入国制限

3月12日のジョンソン首相の声明を受けて、これまで新型コロナウイルス感染の流行が顕著であった特定国・地域からの入国方針を撤廃し、3月13日以降、渡航国、時期に関係なく、咳や高熱が見られる場合は、原則として7日間の自宅などでの自己隔離へ変更し、現在(3月23日時点)、この方針に変更はなく、事実上、イギリスは新型コロナウイルスに対する入国者の制限を行っていません。

急激な感染拡大が止まらないヨーロッパにおいて、「国境なき欧州」を謳うシェンゲン加盟国が、次々と国境を封鎖し入国制限を設ける中、EUの制約なしに自ら国境を管理できることを理由の一つとしてEUを離脱した英国が、入国制限を行っていないのは皮肉なことと言えます。

夏以降のイギリス留学の申し込み

語学学校を含めて休校措置は無期限であり、現時点でいつ解除されるかは見通しが立ちません。イースターホリデー明けのサマータームをオンラインで授業を行うことを既に決定しているボーディングスクールもあります。イギリスが、事実上、入国制限を行っていないためイギリスへの入国はできますが、感染拡大が進行している状況であり、また日本政府が4月30日までイギリスを含むヨーロッパ各国から入国制限を設けている以上、当面、イギリスへの渡航は控えるべきでしょう。

ただし、多くの語学学校、また小中高生対象のサマースクールでは、申込金の不要や支払い期限の猶予、また受講中止の場合の全額返金などの特別な緩和措置をとって、今後の予約を受け付けています。夏以降、イギリスへの留学をお考えの方は、状況の推移を見守りつつ、申し込みをする場合は、渡航前に事態終息の見通しが立たない場合に備えて、希望校のキャンセル条件など申し込み規約を十分に確認するようにしてください。弊社ではウェブサイトに掲載の各校の特別措置について随時掲載いたします。

イギリスのコロナウイルスの感染者数

3月26日(ロンドン時間13:29時)時点で、英政府の統計によると、9,529人(前日比1,452人)の陽性が確認され、死者数は465人と発表されています。人口1万人に対する感染者数は140人(日本はクルーズ船を除き10人)、感染者数の累計は、世界的には10番目、ヨーロッパ内では、イタリア、フランス、スペイン、ドイツ、スイスに次ぎ6番目です[2020-03-26 GMT13:29 情報更新]

Total UK COVID-19 Cases 22-03-2020

新型コロナウイルスに関するジョンソン英国首相の3月12日の声明

3月12日、ジョンソン英国首相は、新型コロナウイルスに関して次のとおり声明を発表しました。以下の翻訳文は在英日本大使館のウェブサイトから抜粋し引用しています。ジョンソン英国首相の声明の原文、また在英日本大使館による翻訳文の全文は、リンクからご参照ください。

  • 我々は,これが世代で最悪の公共の保健の危機であることを明確に認識しなければならない。これを季節性インフルエンザと比べる人々もいるが,それは正しくない。免疫がないために,これはもっと危険なものである。
  • 症例数は急激に上昇するだろうし,実際のところ現在の本当の症例数は確定したものより高いし,もしかしたらずっと高いかもしれない。
  • 自分は英国民に対して正直に言わなければならない,より多くの家族が,彼らの愛する人たちを寿命に先立って失うことになる。しかし,過去数週間にわたって言ってきたように,我々は現在実施している明確な計画がある。そして,我々はその計画の次の段階に移る。
  • 社会がよりうまく対処できるように,感染症のピークを引き延ばすことで,山をなだらかにすることができる。
  • これらの措置が何か月もの間,我が国全体に深刻な混乱を引き起こすという現実を逃れることはできない。
  • だが,最高の科学的アドバイスによれば,これが感染拡大を遅らせ,命を救うのに役立つということである。
ジョンソン英国首相の声明の原文

https://www.gov.uk/government/speeches/pm-statement-on-coronavirus-12-march-2020

在英日本大使館のウェブサイト

https://www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00017.html

英国政府は、これまで新型コロナウイルスの影響を大きく受けている国をカテゴリー表に分類し、これら特定国・地域から英国に入国する者に対する方針を発表していましたが,3月12日のジョンソン首相の声明を受けてカテゴリー表そのものを廃止しました。

3月13日以降、英国にいつ入国したか,どの国に渡航していたかに関係なく、新規に発症した継続的な咳や高熱が見られる場合は、原則として7日間は自宅やホテルの部屋にとどまるようにしてください。この間に症状が悪化したり,7日後に改善が見られない場合はNHS専用ダイヤル111に連絡するようにしてください。

参照資料・サイト

Situation update worldwide, as of 19 March 2020 – ECDC (欧州疾病予防管理センター)

https://www.ecdc.europa.eu/en/geographical-distribution-2019-ncov-cases

COVID-19 Coronavirus Outbreak – Worldometer

https://www.worldometers.info/coronavirus/






【新型コロナウイルス】感染拡大に対するイギリス語学学校等の対応について|イギリスへ留学する皆さまへの情報

新型コロナウイルス感染拡大に対するイギリス語学学校等の対応について [2020年02月07日]

はじめに

新型肺炎(コロナウイルス)感染が世界的な拡大をみせる中、現在またこれからイギリスに留学をお考えの方、また、夏休みのサマーコースをご検討の親御さんも事態の深刻化を懸念し様子を静観されているかもしれません。現地留学エージェントとして弊社でも、現在、情報収集に努めているところですが、本日(2月7日現在)までの状況について、以下、ご案内いたします。

イギリスの対応

イギリスでも、2月6日(木)、英国において3人目となる、中国への渡航歴のない男性の新型コロナウイルス感染が確認されました(2月12日現在、9名の感染者が確定されています[2020-02-12 追記])。

1月30日のWHOの「世界的な緊急事態」を宣言を受け、英国政府は、一般市民に対するリスクを低から中(low to moderate)に引き上げました。また、感染拡大を受け、英国民は可能な限り中国から退避するよう勧告しており、政府の勧告を踏まえて、英国航空、ヴァージン・アトランティック航空共に中国本土への直行全便の運航を既に停止しています。

英国政府のこれまでの措置として、武漢と湖北省から戻る全ての者、また、香港とマカオを除く中国本土から戻り症状のある者のみがチェックの対象でしたが、2月6日に、対象国・地域が8カ国に拡大され、その中には日本も含まれています。詳しくは、下記の在英日本大使館の発表を参照ください。

英国保健社会福祉省(Department of Health and Social Care)が指定する対象国

  • 中国 China
  • タイ Thailand
  • 日本 Japan
  • 韓国 Republic of Korea
  • 香港 Hong Kong
  • 台湾 Taiwan
  • シンガポール Singapore
  • マレーシア Malaysia
  • マカオ Macau

Foreign and Commonwealth Office travel advice.

https://www.gov.uk/foreign-travel-advice/china

GOV.UK – Coronavirus: latest information and advice

https://www.gov.uk/guidance/wuhan-novel-coronavirus-information-for-the-public

在英日本国大使館の発表

2月6日(木)の英国政府の発表を受け、7日(金)付けで在英国日本大使館は以下の領事メールを発出しています。

1.2月6日(木),英国保健介護省(Department of Health and Social Care)は,去る1月31日に発表した英国における初の新型コロナウイルス感染者2名に続いて,新たに3人目の感染者が確定されたことを発表しました。なお,右発表によれば,国内ではなく,国外において感染(その後に英国に入国)したとのことです。

2.英国において同ウイルス感染者数が増加するか,あるいは,拡大が抑え込まれるかにつき予見することは極めて困難ですが,今後は皆さまにお伝えすべき特別の事情がある場合に限り,当館から領事メールを発出することとさせていただきます。

在留邦人の皆さま及びたびレジ登録の皆さまにおかれましては,テレビやインターネットなどを通じて引き続き情報の収集に努めていただくようお願い申し上げます。

3.なお,前回の領事メールにおいて,一般論として「熱や咳,呼吸困難などの症状が見られる場合には,お早めにお近くの医療機関を受診いただく」旨を記載しましたが,現時点において英国政府は,「過去14日以内に中国,タイ,日本,韓国,香港,台湾,シンガポール,マレーシア及びマカオから戻ってきた場合で,咳や熱,呼吸困難などの症状が見られる場合には,外出をせず,他の人との接触を避け,直ちに専用ダイヤル111(スコットランドの方はGPまたは111,北アイルランドの方は0300-200-7885)まで電話するように」としていますので,ご留意ください。

在英国日本国大使館 領事
電話:020-7465-6565(休館日を除く月〜金の09:30〜18:00)

今後の予想と見通し

中国では沿海部の温州市も都市封鎖の措置が取られており、感染拡大の影響から長期化する可能性があり、中国政府の発表する感染者数は増加する一方で、死亡者数も、2003年に発生したSARSを超えさらに増加していることからも事態のさらなる深刻化が予想されます。

中国に次いで2番目に多い日本の感染者数は、日本の状況を正確に把握できない外国の人々に与える影響が懸念されます。政策あるいは経済的な日本独自の背景があるにせよ、その原因となる日本の対応が海外メディアで報道されると国際的なダメージとなりかねません。新型コロナウイルスに関するイギリスの報道は、これまで、主に中国発の情報でしたが、日本の感染者数が今後さらに増加し、当地でも報道され一般の人々に周知されることになると様相は変わってきます。これまで日本人の受け入れに問題がなかったホームステイ先や学生寮などの滞在先、あるいは、グループを受け入れる学校側でも、今後、受け入れを控えるケースもでてくることが予想されます。

偏見と差別的な行動・言動について

日本でも欧米で発生しているアジア人に対する偏見、差別的な行動や言動など過剰な反応の報道を耳にし、不安に思う方がいらっしゃることは十分に理解できます。

一般的に、イギリスは他のヨーロッパの国々と比べて外国人や異文化、異教徒に対して比較的寛容であると言われており、世界中から国籍や宗教、人種を問わず集まり暮らすコスモポリタンなロンドンではあからさまな人種偏見を見ることは極めて稀です。私個人としては、記憶に残るうえで感じたことも体験したこともありません。ただ、今回のコロナウイルス感染発生以降、ロンドン市内の中華街は人通りが普段より少なく閑散としており、また地下鉄やバスではアジア人から避けるような行動も見られると報道されています。席から離れるなどリスクの対象から距離を置く行為は、特にこのような状況では、誰もが取る自然な回避行動とも考えられます。気持ちがいいものでは決してありませんが、あまり気にしない方がよいでしょう。

Coronavirus: British Chinese people reveal prejudice amid outbreak

https://www.bbc.co.uk/news/uk-51348593

一般の市井の人々の行動や感じ方は各人様々であり、社会的な階級格差も未だ残していることもあり、特に移民が多く流入し失業率が高い地方都市や地域では、一部のローカルの人々、特に不満を鬱積させた若い世代が、抑圧された社会的不満のはけ口として、外見で外国人とわかる人々に対して侮蔑的な言葉を投げかけることもあります。今後、事態がさらに深刻化また長期化した場合には、人々の不安を増長させることになり、このような行為が増えることも懸念されます。

なお、イギリスを含めて欧米では、外出時にマスクをする習慣はなく、今回の感染拡大でマスクを着用する現地の人も散見されるようになりましたが、まだ一般的とは言えず、マスクをしていることで余計な不安を煽ることにもなりかねません。不特定多数のいる公共の場でのマスクの使用は、周りの状況を見て判断し、控えた方が賢明の場合もあります。

留学生活においては、あからさまに嫌な思いをすることや嫌な目に遭う確率は高くないといえますが、サマースクールなど小中高生を対象としたコースでは、クラスメイトである他国の生徒がアジアから来た生徒に偏見的な言葉をかけたりすることもあり、アジアの一員である日本人として悔しい思いをすることが起こることを、残念ながら完全には否定できません。このようなことが生じた場合は、直ちに先生に相談するか、手配元の留学エージェントに報告してください。留学エージェントから学校へ抗議します。学校内で起こったいじめや偏見、差別的な言動は、いかなる場合も断じて許されず、学校の規則により断固たる措置が取られます。放置することはさらにその行為を助長することになります。この点においては、自己主張する勇気が必要です。

語学学校の対応

学校の措置や対応は、通常、行政機関の出す勧告に沿って、自校の事情を考慮して決定されます。英国政府より、日本への渡航中止や受け入れ停止の勧告が出されていない現時点において、全ての学校で適用される統一的な基準を設けておらず、発生ベースで個々のケースに対応することになります。この場合は、通常のキャンセル規定を適用する学校もあり、また、事情を考慮し緩やかな規定を適用する学校もあります。春以降、また夏の予約に関しても、コロナウイルス感染が拡大するのか鎮静へ向かうのか予見できないため、現時点で具体的な対応を取っておらず、様子を見ているといったところです。

ただし、2月6日にイギリス政府が対象国を日本も含めて8カ国に拡大したこと、またEnglish UKの見解(下記参照)は、今後、各校が対応と措置につき明確な規定の策定につながり、コース延期やキャンセルを希望した場合に返金に応じる学校も増えてくると考えられます。具体的な対応や措置は、学校の公式なステートメントとしてウェブサイトやニュースレターなどで発表されます。

今後、ウィルス感染の拡大など状況のさらなる悪化により、WHOの勧告がより厳しい勧告となった場合には、英政府の対応もそれに連動します。それに合わせて学校の見解や対応も変わるため、事態が長期化した場合は、最新の情報を得るよう努めてください。

English UKのステートメント

2月6日付けで、イギリスの語学学校が加盟する組織、English UKが、新型コロナウイルスに関するステートメントを発表しています。

https://www.englishuk.com/en/about-us/news-press/english-uk-news?newsId=3017

以下、ステートメントの中のキャンセルに関する部分の粗訳です(原文を参照ください)。

Coronavirus and cancellations

TIERの会議に出席したEnglish UKのメンバー代表であるフアン・ジャペスは、次のように述べています。「語学学校などのスモールビジネスは、費用の払い戻しをより困難にする一定の損失が発生するかもしれないが、[コース延期に利用できる]クレジットを提供し、必要に応じて払い戻しにも応ずるべきだ。」

また、「English UKを含むすべての観光協会の全会員は、思いやり、善意、理解を示し、すべての人の長期的および短期的利益を考慮することが重要であり、中国とのビジネスが信頼関係に基づくものであり、ここに至るまでに長い時間と多大な労力を費やしたこと覚えておくべきだ。」とも述べています。

また、彼は、English UKのメンバーは、既に予約をしている中国人学生の予約をキャンセルする際に、明確かつ慎重に理由を説明し、返金を行うことが特に重要であると述べました。

コロナウイルスは、学校規約においては、不可抗力に当たると考えられるが、English UKでは、信頼できるエージェントとの良好な関係を維持するため、予約のキャンセルにあたり、[コースの延期に利用できる]クレジットあるいは返金措置を講ずることで、会員[メンバーの語学学校]にできる限り柔軟な対応をとることを強く求めています。

語学学校各校の発表とコメント

ベル(Bell School)の対応は早く、1月29日付けで新型コロナウイルスに関する学校の対応についてステートメントを発表しました。

https://www.bellenglish.com/news/statement-coronavirus

また、インターナショナル・ハウス・ロンドン(International House London)も1月30日付けでステートメントを発表しています。

https://www.ihlondon.com/blog/posts/2020/statement-on-the-corona-virus/

以下、いくつかの学校に今回の事態についての対応措置を確認し、2月5日までに届いたコメントの一部です。

There’s very little we can do at the moment, and in my experience, it is better to wait until a definite picture emerges before issuing any sort of guidelines or official statement.

Our best plan is just to reassure any concerned parents that unless WHO / government sanctions expand beyond mainland China, everything is continuing as usual for now.

There’s absolutely no anti-Asian feeling anywhere that I am aware of. As you probably know, there’s nothing that has made any headlines in the UK. I’m sure, some of our teachers may have to be assured, but as the only Chinese students we have in the next few weeks are already at UK boarding schools, it’s easy to reassure people. No host families has contacted us yet to ask or express concern.

I’m hopeful that this will peak in the next couple of weeks, and begin to calm down. If not, of course we will take measures for summer arrivals, in line with industry and government recommendations.

Firstly, we are not expecting Chinese students at the school arriving from the Mainland or Hong Kong. It is possible we may have one or two Chinese students who are already studying at Boarding schools in the UK so they won’t have been in areas where the virus is spreading.

The school is now a very European centred school so the risks of the virus being present at the school are extremely low. The Health & Safety of all students and staff at our school is paramount and people are regularly being checked and monitored for flu-like symptoms. The school is well positioned to look after the health of the students and staff.

Regarding the social concerns, the school is an extremely multicultural school within an already very multicultural town- while some racist and negative attitudes appearing on social media are inevitable, it is certainly not the typical experience, and certainly not something we would tolerate.

We do understand that this situation is worrying for all concerned. We issued a statement last Friday. It largely addresses the concerns of students currently in school, or travelling in the next few weeks.

As we have several months between now and the summer, we haven’t set a different policy for summer bookings, and our regular terms and conditions apply.

A small number of our host families have asked about our Chinese students and where they come from in China; many of them are hosting Japanese students this spring, as we are welcoming several groups, and none of the hosts or staff have expressed any concern about Japanese students.

コースキャンセル・延期に伴う弊社の対応

弊社では、お申し込みコースのコースキャンセルに伴うキャンセル料を以下の通り定めていますが、

弊社のキャンセル条件と手数料弊社のコースのお申込みおよびキャンセル条件は、原則としてコースを主催する学校の申込み規約を適用します。ただし、お申込み確定後に、コースをキャンセルされる場合は、学校が定めるキャンセル料のほか、弊社手数料として£100を申し受けます。

今回のコロナウイルス感染拡大の事態の重大さを鑑み、2020年3月29日まで「弊社手数料としての£100」を適用しないこととし、以降は、事態の収束状況をみて判断したく思います。

最後に

イギリスでの留学生活によって得られる多くの出会いと様々な体験は、今まで培っきた価値観に、新たな視点を与えてくれる貴重な経験となり、自分自身の飛躍にきっとつながることになります。

現時点では、過剰に反応するでもなく、リスクを過少に評価するでもなく、最終的な判断へと導くよう、ニュースや新聞報道に加えてインターネットやSNSなどからも信頼に足る情報を複合的に得るよう努めてください。弊社でも、イギリス留学を志す皆さまの一助となるよう、当地にて情報を収集し、今後、事態が変わることがあれば随時更新していきます。

最後に、当記事作成にあたり、学校担当者や在英の留学エージェントから多大な協力をいただきました。忙しい中、貴重な時間を割き情報を提供いただいたことに深く感謝しております。

アイビーUK ダイレクター

参考資料・サイト

Coronavirus: English UK praises reaction of agents and language centres

https://www.englishuk.com/en/about-us/news-press/english-uk-news?newsId=3017


イギリス イースター!イースター! イースター!


2018年のイースターホリデー(復活祭の祝日)は、3月30日(金)から4月2日(月)までの4日間。クリスマス以来の待ちに待った連休。長く暗い冬をようやく越えて、ダフォディルが咲き、春の訪れを日に日に感じるこの季節。サマータイムも始まって、人々の足取りも軽く街も賑やかで、なぜかウキウキ、ワクワクした気分になります。

この時期、スーパーの棚を大いに占拠するイースターエッグやイースターバニー、思いを凝らしたディスプレイをスライドでお楽しみください。

2018年のイースター祝日

  • 3月30日(金) – グッド・フライデー(Good Friday) – 祝日
  • 4月2日(月) – イースター・マンデー(Easter Monday) – 祝日(スコットランドを除く)

イースターの由来と豆知識

ヨーロッパのほとんどのキリスト教国では、イースター(復活祭)を祝います。イエスキリストが十字架にかけられてから3日後に復活した日を記念する祝日です。イースターは、太陰暦を使っているため、年によって大幅に日付がかわる移動祝日。毎年、春分の次に訪れる満月を過ぎた日曜日をイースターとして、その週末の金曜日から週明けの月曜日までの4日間がイースターホリデーとなります。

イースターエッグ(Easter egg)

生命の誕生、復活の象徴である卵がイースターのシンボル。一味ひねりが加えられ、ただの玉子でなく、卵形に作られた大小さまざまなチョコレートがいっせいに店頭に並びます。 この時期の子供たちは卵の殻をカラフルに装飾したり、卵の形のビスケットを焼いたり、庭に隠した卵やプレゼントを見つけるエッグハンティングなどがあり、各地でイベントが行われます。

イースター・バニー(Easter bunny)

うさぎは子だくさんなことから生命と繁栄の象徴とされ、元気よく跳び回るところが生命の躍動を感じさせるため、イースターの大切なシンボルとなっています。ウサギ型のお菓子をはじめ、イースターバニーのヘア飾り、コスチューム、ぬいぐるみ、絵本、食器など様々なウサギ商品がラインアップ。

ホットクロスバン(Hot cross buns)

一言で説明すると、シナモン味のレーズンパン。伝統的にシナモン等のスパイスとレーズンを練り込んで、コッペパンの上に十字(クロス)模様がアイシングされています。これは、言わずもがな、キリストが磔にされた十字架の象徴です。


イギリスで英語を学び学習する理由

英語を学ぶために数ある英語圏の国の中からイギリスを選ぶ理由ついて考えてみる。当ブログは、2012年の投稿に加筆訂正したものです。

はじめに

世界の覇権が20世紀初頭に大西洋の対岸に移動したとはいえ、近世、近代の覇権争いを制し、産業革命を経て世界を席巻したヨーロッパ文明の集大成がイギリスであることは誰もが認めるところだろう。二度の世界大戦を経てアメリカの台頭はこの延長線であり亜種(または異端児?)に過ぎず、現在に至ってはその覇権を放棄し、多極化する国際情勢の中で「普通の大国」のひとつへと邁進していることは、今日、アメリカ人自らも認めざるをえないだろう。

近年の中国の飛躍的な経済発展も既存の文明に触発されたに過ぎず、自らの文化や思想をあまねく周辺に波及させる影響力が果たしてあるだろうか・・・。世界史において、一度頂点に達した文明は衰退する以外の道はないらしい。

超大国の単独覇権が崩れ多極化し、地球の文明の基点がアジアへとシフトしていく過程で、東西が拮抗する情勢がしばらく続くと見るのが妥当だろう。

「じゃー、なぜ、今さらイギリスなの?」という疑問に仰々しく答えを見出すとすれば、シルクロードを介した遥か昔、また文明開化と謳われた明治の始めに東西の文化交流を担った先達が、彼の国から持ち帰った珍しい品々を披露しその国の話しを人々に話し聞かせたように、肌で感じた空気や質感は体験した者のみが希釈されることなく持っている(自己の色眼鏡を通してではあるが、このフィルターはここでは脇に置いておこう)。そして、そこに居合わせた者たちは「なるほど、なるほど」とその異国の話しを嬉々として聴き、自らの推量で咀嚼したことだろう。

インターネットの恩恵により地球の裏側が手に取るように分かる時代になっても、しょせんそれは手のひらに乗る偽物であろう。「百聞は一見にしかず」と古から言われ、また、見方を変えて至近の極端な例を挙げれば「現場を知らないくせに!」と上司や本社の陰口をたたくようなものともいえる。

話しを聞いたり、書物を読んだり、映像を見ることにより推し量ることはできる。しかしそれは希釈される。ことの真贋を見抜く力は徹底的に本物を見ることでしか養われないというセオリーを借りるならば、英語を学ぶのに最適な国は現文明の源であり元来英語を話す人々が暮らすイギリス、というのは飛躍し過ぎであろうか。

英語学習にイギリスを選ぶ理由

無理やりな帰結ではなく、「イギリスを選ぶ理由」としてよく挙げられる例をここに挙げてみよう。

  • 多様性を重んじるイギリス人の国民性ゆえ異文化への理解があり外国人に対して寛容である
  • 英語を外国語として教える手法が長く研究され人材・教材共にクオリティーが高い
  • 訛りが少なくクリアーで格調高いといわれ、ビジネスシーンでも通用するブリティッシュ・イングリッシュが学べる
  • アジア、中東、南米、ヨーロッパなど非英語圏の国々から英語を学びに来る人々と友達になれる
  • さらに学びたければ、英語圏での専門、高等教育への進学も選択肢となる

地理的利点を挙げれば、

  • 都市間は鉄道やコーチで結ばれており、車を運転をすることなくイギリス国内の文化資産を観て回れる
  • ほんの数時間のフライトで、ヨーロッパ各国また北欧や東欧へ足を伸ばせる

さらに挙げれば、

  • ヨーロッパのカソリックの国々の学生から、遥か昔ローマ文明から続く気質を垣間見ることができる(かもしれない)
  • ゲルマンの血を引くプロテスタントの国々の学生から、質実剛健な気質を知ることができる(かもしれない)
  • イギリス人英語教師とホームステイ先ファミリーから、サーカステックでウィットに富んだイギリスのジョークを学べる(国際社会ではこのセンスを要する場面が多々あります)
  • プラグマティックな思考による社会システムの構築とその運用の稚拙さが知れる(日本のシステム構築と運用の対極でしょう)
  • 何事にも修練を重ねて至高の領域を極める必要性に疑問を抱くようになる(良いか悪いかは分からないが・・)

そして、

  • 英語によるコニュニケーション能力のみならず、「グローバルなビジネスシーン」で活躍するのに不可欠と言われる実用的でスマートなスキルが身につき(ポジティブな意味で・・)、

そのあかつきには、

  • 自国の文化を相対的に見ることができ、「ミー・ファースト」で紛争の絶えないこの世の中に、地球的に稀有ともみられる「和の精神」を持って俯瞰してものごとに取り組み、「世界に貢献」という崇高なミッションを遂行し得る若い世代が増えることになり、未来が明るく輝く・・

ことを日々常々願っています。


イギリス英語を学ぶポッドキャストとアプリ

ヒアリング力アップにスキマ時間を上手に活用。ポッドキャストやスマホのアプリを使って英語にさらに磨きをかける。

English learning podcast-1ネイティブ・スピーカーといつでも会話ができるという英語学習に理想的な環境は、なかなか得にくいもの。しかしながら、オンラインの英語学習サイトから教材をダウンロードしたりポッドキャストを上手に活用すれば、通勤や通学の移動時間やちょっとした空き時間がいつでもどこでも英語を学べる環境に早変わり。教科書や参考書を閉じて、英語を英語で学んでみましょう。

イギリスへの留学が決まっているのであれば、渡英準備の一貫として出発までに自然なイギリス英語(アメリカ英語ではなく!)をなるべく多く聞くように心がけましょう。普段英語を耳にしない生活であれば、英語の音に慣れるまでに3ヶ月はかかります。短期間の留学だと「聞き取れるようになってきたかな・・」と思い始めたころにはコースも終了です。事前に耳を慣らしておいた方がより効果的です。

リスニング向上のポイント

リスニングスキルの向上には様々なシチュエーションで話される英語を聞き疑似体験してみるのが効果的。

  • 自分のレベルに合った教材を選び、いつでもどこでも学習できる環境を作る
  • まずは耳だけを頼りに全体を通して聞き取るように心がけ、2回目以降は聞き取れなかったところに注意して聞き取れるまで繰り返し聞き、どうしても聞き取れないところは最後にテキストで確認
  • ここがポイントセンテンスやフレーズを暗記してしまうくらいに何度も繰り返し聞き込み、インプットされた表現を実際にアウトプットして使ってみる(相手がいなければひとりロールプレイも)
  • 英語学習に王道なし。決定事項として続ける!挫けてもさらに続ける!やがて習慣となり日常化する。

オンライン英語学習・ポッドキャスト

今回はイギリス英語に的を絞って、オンラインで学べる講座とポッドキャストをご紹介。アメリカ英語が好みの方も、イギリス英語にも慣れておけば、突然のブリティシュ・アクセントに出会っても戸惑うことなく即座に対応できるでしょう。

BBC Pronunciation tips

Pronunciation-tips-Alexイギリス南部の標準的な英語を話す言語学者で英語教師の資格を持つアレックス先生が、英語の発音の基本を分かりやすく教えるビデオ講座。英語学習の障害となる要因として、日本語にはない音が聞き取りずらくまた正しく発音できない点に加えて、綴りと発音が異なるため単語を見ただけでは発音が分からない点が挙げられます。26文字のアルファベットに対して(イギリス)英語の音は、20の母音と24の子音との44種類からなり、この母音と子音をそれぞれ正しく発音できるようになると、クリアな発音につながり、正しい発音ができるとリスニングも向上します。発音がどうしても苦手という方にビデオで基礎から学べるおすすめの講座。まずはビデオを見ながら先生の発音を真似てリピートし、エクササイズとクイズでしっかりと身につけましょう。ビデオはmp4、テキストもpdfでダウンロードできる。

http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/grammar/pron/

BBC 6 Minutes English

Pronunciation-tips-Alex話題になったニュースを題材にして、毎週金曜日にアップロードされる6分間の英語学習プログラム。トピックの中で使われる難しい単語やフレーズは説明があるため、本文理解の手助けとなりまた知識向上にも役立つ。6分間のコンパクトなプログラムのため忙しい人にも最適。トピックはmp3、テキストもpdfでダウンロードでき、またスマホで利用できるアプリもあり。

http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/general/sixminute/
http://www.bbc.co.uk/podcasts/series/6min/

Luke’s ENGLISH Podcast

Lukess-English-Podcast英語教師の資格を持ちコメディアンでもあるルーク(Luke)が、2009年から始めたポッドキャスト。現在200本以上のエピソードが収録され、テーマは英語学習に的を絞ったものや友人また街頭でのインタビューを始め音楽、映画、ドラマ、スポーツなど多岐に渡る。1回のエピソードの収録は1時間を越えかなり長めだが、テーマはあるが原稿がない即興的なノリとユーモアに満ちたLukeの語りに引き込まれ最後まで退屈することなく聞ける。日常使うフレーズやボキャブラリーに加えてイギリスの習慣と文化、さらにウィットに富んだイギリス的な表現とブリティシュなアクセントを楽しみながら学べる。ただ聞き流しているだけでも楽しめる。ポッドキャストの他にビデオやPhrasal Verb(動詞句)特集もあり。

http://teacherluke.co.uk
http://teacherluke.co.uk/2009/04/12/episode-1-introduction/ (第1回目のポッドキャスト)

BBC Worldwide Service Global News

BBC-World-Service-Global-NewsBBC ワールド・サービスのニュースは、世界中のニュース、リポート、インタビューが聞けるラジオサービスで英語学習の昔ながらの定番。ニュースは約30分、1日2回アップデートされる。まずは日本語の新聞とテレビのニュースで海外の出来事を事前に把握しておくと、全て分からなくてもある程度内容が理解できるでしょう。同じニュースが何回も繰り返されるため、1度聞き逃しても次に流れた時に注意して聞くことができる。バックグランドで聞き流していてもよいでしょう。ニュースはmp3でダウンロードも可。

http://www.bbc.co.uk/worldserviceradio
http://www.bbc.co.uk/podcasts/series/globalnews/

British Council LearnEnglish

British-Council-LearnEnglishイギリスのカルチャーを紹介するビデオや日常の様々なシーンで実践的に使えるストーリーに加えて、グラマー・エクササイズやボキャブラリー・ゲーム、またビジネス英語やIELTSの試験対策など初級から上級まで幅広く豊富なコンテンツが収められたブリティシュ・カウンシルのラーニングサイト。興味のある分野や目的に応じて自分の英語レベルにあったマテリアルを選択できる。ビデオはmp4、トピックやストーリーはmp3、スクリプトはpdfでダウンロード可。iPhoneなどのスマホで利用できるアプリもあり、また、無料のメンバー登録をすれば、世界中の英語学習仲間が集うオンラインのコミュニティに参加して質問もできる。

http://learnenglish.britishcouncil.org/en/
http://learnenglish.britishcouncil.org/en/apps/ (アプリ)