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イギリスで英語を学び学習する理由

英語を学ぶために数ある英語圏の国の中からイギリスを選ぶ理由ついて考えてみる。当ブログは、2012年の投稿に加筆訂正したものです。

はじめに

世界の覇権が20世紀初頭に大西洋の対岸に移動したとはいえ、近世、近代の覇権争いを制し、産業革命を経て世界を席巻したヨーロッパ文明の集大成がイギリスであることは誰もが認めるところだろう。二度の世界大戦を経てアメリカの台頭はこの延長線であり亜種(または異端児?)に過ぎず、現在に至ってはその覇権を放棄し、多極化する国際情勢の中で「普通の大国」のひとつへと邁進していることは、今日、アメリカ人自らも認めざるをえないだろう。

近年の中国の飛躍的な経済発展も既存の文明に触発されたに過ぎず、自らの文化や思想をあまねく周辺に波及させる影響力が果たしてあるだろうか・・・。世界史において、一度頂点に達した文明は衰退する以外の道はないらしい。

超大国の単独覇権が崩れ多極化し、地球の文明の基点がアジアへとシフトしていく過程で、東西が拮抗する情勢がしばらく続くと見るのが妥当だろう。

「じゃー、なぜ、今さらイギリスなの?」という疑問に仰々しく答えを見出すとすれば、シルクロードを介した遥か昔、また文明開化と謳われた明治の始めに東西の文化交流を担った先達が、彼の国から持ち帰った珍しい品々を披露しその国の話しを人々に話し聞かせたように、肌で感じた空気や質感は体験した者のみが希釈されることなく持っている(自己の色眼鏡を通してではあるが、このフィルターはここでは脇に置いておこう)。そして、そこに居合わせた者たちは「なるほど、なるほど」とその異国の話しを嬉々として聴き、自らの推量で咀嚼したことだろう。

インターネットの恩恵により地球の裏側が手に取るように分かる時代になっても、しょせんそれは手のひらに乗る偽物であろう。「百聞は一見にしかず」と古から言われ、また、見方を変えて至近の極端な例を挙げれば「現場を知らないくせに!」と上司や本社の陰口をたたくようなものともいえる。

話しを聞いたり、書物を読んだり、映像を見ることにより推し量ることはできる。しかしそれは希釈される。ことの真贋を見抜く力は徹底的に本物を見ることでしか養われないというセオリーを借りるならば、英語を学ぶのに最適な国は現文明の源であり元来英語を話す人々が暮らすイギリス、というのは飛躍し過ぎであろうか。

英語学習にイギリスを選ぶ理由

無理やりな帰結ではなく、「イギリスを選ぶ理由」としてよく挙げられる例をここに挙げてみよう。

  • 多様性を重んじるイギリス人の国民性ゆえ異文化への理解があり外国人に対して寛容である
  • 英語を外国語として教える手法が長く研究され人材・教材共にクオリティーが高い
  • 訛りが少なくクリアーで格調高いといわれ、ビジネスシーンでも通用するブリティッシュ・イングリッシュが学べる
  • アジア、中東、南米、ヨーロッパなど非英語圏の国々から英語を学びに来る人々と友達になれる
  • さらに学びたければ、英語圏での専門、高等教育への進学も選択肢となる

地理的利点を挙げれば、

  • 都市間は鉄道やコーチで結ばれており、車を運転をすることなくイギリス国内の文化資産を観て回れる
  • ほんの数時間のフライトで、ヨーロッパ各国また北欧や東欧へ足を伸ばせる

さらに挙げれば、

  • ヨーロッパのカソリックの国々の学生から、遥か昔ローマ文明から続く気質を垣間見ることができる(かもしれない)
  • ゲルマンの血を引くプロテスタントの国々の学生から、質実剛健な気質を知ることができる(かもしれない)
  • イギリス人英語教師とホームステイ先ファミリーから、サーカステックでウィットに富んだイギリスのジョークを学べる(国際社会ではこのセンスを要する場面が多々あります)
  • プラグマティックな思考による社会システムの構築とその運用の稚拙さが知れる(日本のシステム構築と運用の対極でしょう)
  • 何事にも修練を重ねて至高の領域を極める必要性に疑問を抱くようになる(良いか悪いかは分からないが・・)

そして、

  • 英語によるコニュニケーション能力のみならず、「グローバルなビジネスシーン」で活躍するのに不可欠と言われる実用的でスマートなスキルが身につき(ポジティブな意味で・・)、

そのあかつきには、

  • 自国の文化を相対的に見ることができ、「ミー・ファースト」で紛争の絶えないこの世の中に、地球的に稀有ともみられる「和の精神」を持って俯瞰してものごとに取り組み、「世界に貢献」という崇高なミッションを遂行し得る若い世代が増えることになり、未来が明るく輝く・・

ことを日々常々願っています。